会話のコツ

【会話が続かなくても構わないと考えよう】
 別に黙っていても死にはしません。悩んだり焦ったりするくらいなら、おだやかに微笑んでいましょう。
 会話テクニックを学んでも、うまくいかないケースは山ほどあります。
 精一杯チャレンジしたら、後は次の機会にがんばりましょう。

【会話にはテクニックが必要?】
 高度なテクニックも無くは無いですが、自称”会話下手”に今必要なのは、ちょっとしたコツ程度です。
 あたなが思う「うまい人」は、無意識にやっていることです。
 自分の持ちネタを面白おかしく話すテクニックより、素直なリアクションを心がけた方がなんぼかマシです。

【会話にはトピックやモチネタが必要?】
 共通の話題や万能の話題はたしかに有効ですが、相手の話を楽しく聞く姿勢の方が重要です。
 「テキドニセイリスベシ」「ウラキドニタテカケサセシ衣食住」などと言われますが、
 凡百のトピックより、たった一つのあなたらしい誠実な相槌の方が効果があります。


・会話上手のための鉄則「話すな、引き出せ」

・三つの合言葉
 STEP1「敬意を払え!」
  1-a 相手の話を最後まで聞け
  1-b 否定から入るな
  1-c 決め付けるな

 1-a 相手の話を最後まで聞く。相手の話を遮って話してはいけない。
 1-b 否定から入るな。自分の意見と違っても「確かにそういう面もあるね」などから入って反論する。
 1-c 相手の意見を決め付けるな。常に人間は矛盾する感情を抱えている。


 STEP2「ずっと相手のターン!」
  2-a 疑問文で返そう
  2-b what where who why when how を使おう
  2-c 教わろう


悪 相手「昨日何してた?」
     自分「何も……」
     相手「……」

   良 相手「昨日何してた?」
     自分「私は何も。あなたは?」
     相手「私は〜〜」

悪 自分「お仕事は何をされているんですか?」
     相手「SEです」
     自分「あ、そうですか……(SEってパソコン関係?よく知らないお……)」

   良 自分「お仕事は何をされているんですか?」
     相手「SEです」
     自分「SEってパソコン関係?無知で恥ずかしいですが、どんなお仕事なんですか?」


 STEP3「反応役になれ!」
  3-a 相槌ははっきりと
  3-b 相手が望む反応をしよう
  3-c 表情を変えよう 声量、声のスピード、しぐさ、体勢も利用しよう

基本:とにかく肯定的な相槌「なるほど」「うんうん」
   賛同:相手の意見、感情に賛同する「私もそう思う」「ですよねー」
   送り:次のターンを促す「それでどうなった?」
   掘り:話を掘り下げる「それはどうして?」「具体的に言うと?」
   驚き:驚いてみせる「すごいね!」「何……だと……」
   誉め:「うらやましい!」「さすが!」「たいした奴だ……」