刑法

実力養成編 6回目

保険金をだまし取る目的で,被害者の承諾を得て,その者に故意に自己の運転する自動車を衝突させて傷害を負わせた場合,傷害罪は成立する Aが,一人暮らしの老人宅に押し入って金品を強奪することを計画し,凶器を用意したが,当該老人には身よりもなく,ま…

支払い用カード電磁的記録に関する罪

未遂犯あり 支払用カード電磁的記録貸与罪における譲渡、貸与及び輸入は、有償又は無償を問わず、また、譲渡又は貸与の相手方が不正電磁的記録カードであることを認識している必要もない 自ら電話機に挿入する目的で、券面額以上の度数の情報の記録されたテ…

科刑上一罪

観念的競合 LBH.賄賂にする(盗品)を持って(バス)で(駅)に行くと(ピストル)を持った(警官)が怪我をしていた。盗品を渡しに物置に行くと(公務員)と(男女)がいた 牽連犯 ①住居侵入+α ②偽造+行使 ③監禁+恐喝 ④放火+殺人

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4.世界主義 国際社会が共同して対処しなければならない行為について、何人がどの地域で犯したか、また自国の利益の侵害を伴うか否かにかかわらず、自国の刑法を適用する原則ex.条約で定められた犯罪(テロ・ハイジャック)

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3.保護主義 犯人の国籍及び犯罪地を問わず、自国または自国民の利益を保護するのに必要な限りにおいて、自国の刑法を適用するex.通貨偽造罪・公文書偽造罪・有価証券偽造罪・殺人罪・未成年者拐取・強盗・傷害・逮捕監禁ex.(公務員のみ)虚偽公文書作成罪…

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2.属人主義 犯人が自国民である限り。犯罪地の内外を問わず刑法の適用を認める 日本国民の国外犯についても、一定の犯罪を放置しておくとわが国内の社会秩序が乱されることから、社会秩序維持の必要上あるex.私文書偽造罪・贈賄罪など 暴行罪、侮辱罪、単純…

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属地主義 自国の領域内で犯された罪に対しては。犯人の国籍を問わず、自国の刑罰法規を適用する主義 犯罪地が日本の領域内であるためには犯罪構成要件に該当する事実の一部が日本国内にあれば足りる 教唆・幇助犯にとっては教唆・幇助がなされた地か正犯者の…

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罪刑法定主義の派生原則 遡及処罰の禁止 慣習刑法の禁止 類推解釈の禁止 絶対的不定期刑の禁止 刑罰法規適正の原則